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アベンジャーズ/エンドゲームとは?
「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、4月26日に日本で公開されたMCUシリーズの最新作です。
「エンドゲーム」は第1作目「アイアンマン」から続くMCUシリーズの一区切りとなる作品で、現行アベンジャーズの最後の戦いが描かれます!
ストーリー(ネタバレ注意!)
サノスがインフィニティ・ストーンを使い、全宇宙の生命の半分を消し去ってから3週間。
宇宙を彷徨っていたトニー・スターク(アイアンマン)とネビュラは、キャプテン・マーベルに救助される。
地球。残ったアベンジャーズのメンバーはサノスの居場所を突き止め、彼の元へ乗り込む。サノスを殺すことには成功したものの、インフィニティ・ストーンは既に失われたあとだった…。
そして世界を救う術が見つからないまま、5年の月日が流れる。
「エンドゲーム」の世界(ネタバレ注意!)
「エンドゲーム」では、これまでとは違った世界観や、キャラクターたちが描かれます。
本作は3時間という限られた時間の中に情報が詰め込まれており、初見ではわかりづらい描写も多いため、ここで一部をご紹介します。
残されたヒーローたち
前作「インフィニティ・ウォー」のラストでサノスが行った指パッチン。
その一撃は全宇宙の生命を半分まで減らし、アベンジャーズのメンバーも半数以上が消えていきました。
残されたメンバーは10人。
- トニー・スターク(アイアンマン)
- スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)
- ソー
- ブルース・バナー(ハルク)
- ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
- ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ウォーマシン)
- ロケット
- ネビュラ
- スコット・ラング(アントマン)
- キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)
- クリント・バートン(ホークアイ)
彼らはサノスに立ち向かうため、宇宙全体を捜索し続けています。
そして念願のサノスを見つけるところから、エンドゲームの物語は動き出します。
堕ちたヒーローたちと「5年後」
サノスを殺すことに成功したアベンジャーズですが、彼に勝てなかったという事実は変わりません。
消された生命を戻せるインフィニティ・ストーンも失われ、いつしか5年の月日が流れました。
アベンジャーズの初期メンバーである6人は、時間とともにヒーローであることを諦めています。クリントに至っては家族を失った悲しみから、人斬りの「ローニン」へと身を堕としていました。
ヒーローであることを捨てた6人でしたが、量子世界からアントマンが帰還したことにより、再び動き出します。
カギは量子世界!たった一つの希望
「アントマン&ワスプ」のラストで、量子世界に取り残されてしまったスコット。
5年の月日を経て現実世界に帰還し、自らの体験をもとにタイムトラベルの原理を構築します。破壊されたストーンを過去から集め、現代で指パッチンを行い、消えたものを取り戻す。
これが「エンドゲーム」の物語の大筋になります。
ちなみに公開前、ピーター・パーカー役のトム・ホランドが「量子世界が重要になる」と盛大なネタバレを口にしました。
映画をご覧いただければわかりますが、今後の出演が心配になるレベルの情報漏洩ですね(笑)
見どころ(クライマックスのネタバレ注意!)
失った仲間と、二度目の改変
紆余曲折ありながらも過去の世界で6つのストーンを手に入れたヒーローたち。
しかしストーンの一つ・ソウルストーンを手に入れるため、ナターシャが犠牲となりました。
悲しみに暮れながらも、ヒーローたちは世界を救う決意を固めます。
6つのストーンはトニーお手製のガントレットに収まり、ハルクが指パッチンを行いました。
ハルクはエネルギーの逆流で大きく傷つきはしたものの、世界の改変に成功。世界は救われたと喜ぶヒーローたちでしたが…。
絶望、再来
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で描かれた時間へと飛んだネビュラとウォーマシン。
その際ネビュラが過去の自分とシンクロし、過去のサノスは現在の地球にインフィニティ・ストーンがすべて集まっていることを知りました。ネビュラの持っていたピム粒子を使い、サノスは現在のアベンジャーズの下へジャンプします。
再び襲い来るサノスに対するは、最新スーツを纏うアイアンマン、両手にストームブレイカーとムジョルニアを持つソー、そしてキャプテンアメリカの3人。奮戦する3人でしたが、サノスには力及ばずボロボロに。
ソーに託されたムジョルニアを握り、再び立ち上がるキャプテンアメリカ。
その時、奇跡が起きました。
「アベンジャーズ、アッセンブル」
復活したドクター・ストレンジがワームホールを開き、これまで登場したすべての戦士が現れました。
ワカンダやアスガルドの戦士、ウォン率いる魔術師たち、そして復活したスパイダーマン、スターロード、ブラックパンサー、スカーレット・ウィッチたち。
その中には青いスーツに身を包んだペッパーの姿もありました。地を埋め尽くすほどの戦士たちは、サノス軍と激しくぶつかります。
戦いの最中、ストーンを過去に戻すためガントレットを運ぶヒーローたち。駆け付けたキャプテン・マーベルの協力もあり、遂にサノスを追い詰めます。
しかしサノスは無理やりガントレットを奪い、キャプテン・マーベルをオーブの力で退けました。割って入ったアイアンマンも弾き飛ばされ、無情にも指パッチンの音が響きます。
千四百万に一つの勝機
アイアンマンがサノスに飛び掛かる直前、ドクター・ストレンジはアイアンマン=トニーに指を一本立ててみせました。
ストレンジが見た1400万605通りの未来の中にたった一つあるという、アベンジャーズが勝利する未来。それが近付いている、という意味だったのかもしれません。
サノスが指パッチンをするも、何も起こりません。それもそのはず、彼のガントレットのストーンは、すべてトニーが奪っていました。アイアンアーマーに6つのストーンを納め、今度はトニーが指パッチンを行います。
世界が書き換えられ、サノスたちはチリになって消えていきました。弱っていたトニーの命と引き換えにして。最愛の人・ペッパーや仲間たちに見守られながら、トニーは穏やかな眠りにつきました…。
旅立ち、そしてバトンタッチ
戦いのあと。ペッパー、ローディ、秘書のハッピー、そして娘のモーガンは、トニーが残したメッセージを受け取ります。トニーの葬儀にはアベンジャーズのメンバーたちや、その家族が集まりました。
その中には、「アイアンマン3」でトニーを助けた少年ハーレー・キナーの姿も。
ソーはアスガルドの王座をヴァルキリーに託し、クイルたちガーディアンズと共に宇宙に出ることに。
キャプテン・アメリカ=スティーブはインフィニティ・ストーンとムジョルニアを、元あった世界に戻すため過去へと戻ります。しかし彼は最愛の人ペギー・カーターと一生を共にすることを選び、老人の姿で再び現れました。
スティーブはキャプテン・アメリカのシールドを相棒サムに託します。
そしてアベンジャーズの物語は、鉄を打つ音とともにひとまずの終わりを迎えます。その音はどこか、トニーの振るうハンマーの音に似ていました…。
感想
「エンドゲーム」はMCUシリーズの集大成として、そして今作でアベンジャーズを去るアイアンマンとキャプテン・アメリカの最後の戦いとしてふさわしい映画でした。
次作「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」をもってMCUフェーズ3は終了となり、新たな段階へと進みます。
また、「エンドゲーム」は新しいヒーローへのバトンタッチを描いているとも取れます。トニーの教え子であるスパイダーマン=ピーターや、スティーブから盾を受け継いだサム=ファルコンなど、新世代の活躍も楽しみです。
特にファルコンは原作コミックにて「キャプテン・アメリカ・ファルコン」として正式な後継者となっていることもあり、期待大です。
一方、新たな謎も生まれました。
四次元キューブを手にしたロキはどこへ消えたのか?現在に取り残されたガモーラはどこにいるのか?一区切りを迎えたMCUシリーズですが、これからの物語も気になるところです。
次回作「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」は6月28日、全世界最速公開。
師であるトニーを喪ったピーターは、悲しみを乗り越えることができるのか…?