フルーツバスケット(2話)｜無料視聴できる動画配信サービス一覧

透の目の前で、突如動物に変身してしまった、由希、紫呉、そしてオレンジ髪の少年。

突然のことに、透が驚き慌てふためいていると、犬に変身していた紫呉が透に語り始めます。

紫呉の話によると、 由希には「ネズミ」の、紫呉には「犬」の、そしてもう一人の少年・草摩夾（きょう）には「猫」の物の怪が憑いているのだそう。

そして、草摩家には、他にも十二支の物の怪に憑かれている人間がいるのだとか。

この動物に変身してしまう現象は、異性に抱きつかれたり、身体が弱ったりしたときに発生してしまうと、紫呉は言います。

一応話を理解した透。しかし、夾の方は透がこの家に住むことに納得がいっていない様子で、感情に任せてテーブルを拳で真っ二つに割ってしまいます。

そのとき、テーブルの角が当たってしまい、透は額から出血。あまりの愚行に頭に来た由希は、夾に「今日は特別に相手になってやる」と告げます。

直後、いきなり二人の取っ組み合いが開始。が、由希の人蹴りで簡単に決着がついてしまいます。驚く透に、紫呉は、この二人は非常に仲が悪く、常に喧嘩をしているのだと語るのでした。

放課後学校にて、由希は透に、草摩家の秘密を知ってしまった透は、記憶を消されるかもしれないと告げます。由希は小さい頃、一度友達に秘密がバレてしまった際、その友達の記憶が消されてしまったことがあったのでした。

しかし、草摩家の当主の元から帰ってきた紫呉は、秘密さえ守れば透を住まわせても良いとの許可が出たことを告げます。しかも、秘密を知ってしまったことに対する罰はないとのこと。

喜ぶ透を横目に、由希は、「うまく行き過ぎている」「何か理由があるのでは？」と勘ぐるのですが…。

後日、夾は紫呉に騙され、高校の編入試験を受けます。実は、由希に勝って草摩の人間として認められたい夾は、四ヶ月もの間行方をくらまして修行をしていたのでした。

そして迎えた高校生活初日。夾は、教室で女子に囲まれパニック状態になり、窓から飛び降り脱走してしまいます。

一部始終を見ていた由希は、夾を諭すのですが、結果的にまた喧嘩が勃発。慌てて透が止めに入るのですが、夾はかっとなって透に「目障りだ！」と言ってしまうのでした。

その夜、バイト帰りの透の元に、夾が現れます。驚いた透ですが、よくよく夾の話を聞くと、どうやら透に謝ろうとしていることに気がつきます。

透は、その想いを受け自分が十二支の猫が好きだったことを告白。そして、「仲良くなりたい！」と夾に告げます。

それを聞いて、照れたように「猫年に良いことなんてないぞ」と答える夾。

夾は、ただ不器用なだけで、根は優しい男の子なのだ、と透は一人思うのでした。